令和5年更新版 中古住宅に乗っている太陽光の話

相当書き込みが空いてました ランドマーク不動産は営業しております(汗

世間の勤務体制も変わり始めて、お休みの時期も変わり、弊社も合わせて体制も変わりました。

弊社は水曜休みから土日休みへ。ずっと平日休みでしたが、やっと友人やイベントと時間を合わせられるようになりました。
とはいえ土曜はご案内などになりますので、なんだかんだと仕事しています。
日曜日は極力お休みしています。
内見希望のお客様も最近は土曜に集約しているので、日曜日は休めています。
1-2年前は、毎週土日は販売現場に張り付き確定だったのに、まるで嘘みたいです。




さてさて表題の件です。
今回は中古住宅の上に乗っている太陽光パネルについて深〜く書いてみます。


弊社では時々太陽光パネルが乗った中古住宅を販売する事もあります。
新築に付いているものは固定価格買取制度を使って、入居開始=売電開始から10年間、余った電気を売電できますが、このような住宅を中古住宅として買った場合は、何年売電できるのでしょう?
ていうか、そもそも引き継げるのでしょうか?



答えは『前所有者が 余剰売電を開始した時から 10年間』です。
中古住宅の場合はいつパネルを取り付けて売電を始めたか分からないケースが多いのですが、『前所有者が余剰電力売電を始めてから10年間』になります。
例えば、平成20年に建てた住宅で、平成24年にパネルを載せて売電を開始すると、平成34年(令和4年)まで余剰売電の対象
ということになります。
平成30年に上記の住宅を買うと、余剰売電の残り期間は平成34年(令和4年)までですので、売電できる期間は4年間です。


肝心の売電単価は、『売電を開始した単価を引き継ぐ』ので、単価が高かった平成24年当時のまま、4年間売電できます。



余剰売電するといくら儲かるか?

一番気になる部分です。
発電している毎日 [朝〜夕方までの発電分] - [朝〜夕方まで使った分] = 余剰売電 となります。
発電していない時(=夜間/天気が悪い時)は通常どおり東電から電気を買って使います。

群馬の南部で3.4kwのパネルが乗っていると
3月分は495kwの発電量がありました。
この3.4kwというのは一般的な住宅でよく乗っているパネルの数量です。
495kwの発電量は、「昼間全く家で電気を使わなかった状態」で、発電した電力を全部売電した場合の発電量です。
売電単価1kw = 42円(平成24年に売電開始したの固定買取価格)の場合、
単価¥42 x 発電495kw= ¥20,790 が売電で得られる利益になります。
...何も家で電気を使わないとざっくり2万円の儲けという事になります。

当然ですが、実際には昼間もそれなりに電気は宅内で使用する事になります。
発電量からざっくり朝〜夕方の間、165kw(0〜17時までの1ヶ月平均電気使用量 全国平均から抽出)程度消費するので、
発電量495kw-昼間使用分165kw = 残り330kwが売電量となります。

つまり、 売電単価¥42 x 売電量330kw = ¥13,860/月 が実収入となります。
※季節や天候にによって発電量や電気使用量は変動します。
年間なら余剰売電で12万円前後もお財布に入ってきます。結構大きいですよね。
住宅ローン2ヶ月分相殺できる?
国産豚バラブロック300g 298円なら402個分?
毎日ポークカレーでも大丈夫です。毎日は嫌ですが....(笑

一番のメリットは、中古であるがゆえに本来2-300万かかる設備が、タダで付いてくるという事です。



固定買取が終わったらどうする?
固定買取期間が終わったあと、そのままにしていると、
・太陽が出ている朝から夕方の間は
・屋根で発電している分 - 自宅で使用している分
 だけは相殺している状態になります。
・使わなかった発電分は送電線を通してタダで電力会社にプレゼント状態となります。
・また、発電していない夜間や早朝は、電力会社から自動で買う形になります。

「昼間仕事で家に居ないから、そんなに電気使えないよ」
という方が殆どだと思います。
勿体無いですよね。


そこでバッテリー、つまり蓄電池の登場です。
蓄電池は、屋根で発電した電気を一時キープしておけます。
昼間、発電した分を蓄電池に充電し、夜の使用に使います。
このとき、バッテリに充電した分が無くなったら、電力会社から普通に電気を買います。
バッテリー0から電力会社の電力への切り替えは自動ですので、停電はありません。
バッテリーの残量内で家の電気を全て賄えられれば、『ゼロエネ住宅』となります。

うまく発電した電気を自家消費に全て回せれば、固定買取終了後も家の電気代は、ほとんど自家発電で吸収できる形になります。
また、昨今の天災の影響で停電が頻発していますが、自家発電で夜の使用分もチャージ出来ますので、もし地域が停電になったとしても、御自宅は停電で困る事もありません。



太陽光パネルの寿命は?
おおむね30〜40年程度と言われています。また変換器であるパワーコンディショナー =通称パワコンという機械は脱衣室に大体付いていますが、これは10年が交換目安です。(交換費用は10万円位)
パネル自体は徐々に(10年で10%程出力ダウン)していくものなので、突発的な故障がなければ、当面発電機能は保たれます。

太陽光や再エネの技術はどんどん進歩していますから、蓄電池以外にも他の方法も出てくるかもしれませんね。

固定買取制度が有効な間は、
余剰売電をして電気代の節約と売電で収益を得る。
買取制度が終わったら蓄電池を付けて昼と夜の電気代に回す。
同時に地震などの天災にも備える。


余談ですが、
エコキュートも本体から90度程度のお湯が出せます。
プロパンガスもボンベ付近の復旧ボタンを押せば使えます。


いかがでしたか?
今回使用した平成24年から余剰売電を開始した中古住宅の例は、
弊社販売中の『甘楽町福島 中古住宅』の物件からデータを使用しました。
ここ重要↑


ではでは〜

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